あなたのおサボリ見ています! |
2019/10/06(Sun)
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『ユニクロ潜入一年』(2017年)が話題になったジャーナリストの横田増生さん。今度は神奈川県小田原市にある日本一大きなアマゾンの物流センター(4万平方メートル)で働き、このほど『潜入ルポ amazon帝国』(小学館)にまとめた。 現場では、数字による査定・管理が徹底されていたという。ところが、ルールの遵守や数値の達成を求めるあまり、思わぬ事故が起きていた。 たとえば、横田さんによると、小田原の物流センターでは2013年の開設以来、少なくとも5人が亡くなっている。そのうち1件では倒れているのが見つかってから救急車が来るまでに1時間が経過していた。責任者を通さないと救急車を呼べないというルールのためだという。 「公表されているだけでも、アマゾンの物流センターは国内に約20カ所ある。一体何人亡くなっているのかもわからない」(横田さん) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191006-00010207-bengocom-soci 横田さんは6時間45分のピッキング作業で20キロほど歩いたそうで、かなりの運動量ですよね。 ちなみに当時のセンターの時給は約1000円ですから、けっして割りのいい仕事ではないです。 しかもピッキングの速さは集計され、翌日に順位が張り出されるそうで、成績が悪ければ、上司との面談です。 さらにはピッキングしている時間(稼働時間)も計測されていて、 フロアのいたるところに『あなたのおサボリ見ています!!』といった張り紙があり、常に監視されてるそうですね。 自分を殺してロボットになりきらないと、こりゃ病むわな。 マルクスやオーウェルが予言した資本主義、管理社会の極地がみごとに現実化したかんじ。 ピッキング現場の自動化は年々進んでいるようですが、 それによって人間の仕事が機械の補完作業だけになっていってるようです。 ロボット化で人間の仕事が奪われるのを心配する声が多いですが、 本当に奪われるのは仕事ではなくて個人の個性や尊厳、人間性だと思う。 昔、チャプリンの映画で「モダンタイムス」というのがあったけど、80年以上も前に今の世の中を的確に予言してたね。 ![]() 私のメインブログは「相場はただのオンラインカジノ」です。 個別株、日経225先物、FXなどをトレードしております。 ブログ歴12年の専業個人投資家です。 日々のトレード結果はこちらのブログで公開してます ![]() にほんブログ村 ![]() 株式ランキング ![]() 社長ブログランキング |
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